国際ハッカー集団「アノニマス」を名乗るグループが25日、
米大手民間情報分析会社「ストラトフォー」(米テキサス)のサイトに不正侵入し、
顧客のカード情報などを盗んだと表明した。盗んだ情報を使い、
NGOや米赤十字社に「クリスマスの寄付」をしたとしている。
ストラトフォーも被害を認めた。アノニマス側は約4千のクレジットカード情報や
住所、電話番号、パスワードといった顧客情報などをネット上に掲載。
名簿には日本を含む世界の大手企業や政府機関、警察機関などの名も
並んでいる。さらに約9万のカード情報を持っているという。
アノニマス側は、盗んだ情報を不正利用して寄付した複数の領収書をネット上に掲載。
AP通信によると、領収書の宛先となった元州政府職員は、心当たりがないのに、
国際NGO「セーブ・ザ・チルドレン」などを含めて計700ドル(約5万5千円)を
寄付していたことがわかったという。(ロサンゼルス=藤えりか)
2011年12月26日19時28分
http://www.asahi.com/international/update/1226/TKY201112260459.html