在日外国人の子どもや保護者の「居場所」となっている
NPO法人「在日外国人教育生活相談センター・信愛塾」(横浜市南区)で、
外国人の母親たちが熱心に日本語を学んでいる。
現在、通うのは日系ブラジル人とフィリピン人の計3人。
いずれも日本人夫のドメスティックバイオレンス(DV)から逃れて
生活保護を受けながら働き、子どもを育てている。
生活の自立と生活保護の返上を目指し、学習にも熱が入っている。
「日本語を勉強していい仕事に就き、生活保護をやめたいんです」。
9月から学習を始めたフィリピン人女性(43)は、こう訴える。
1992年に初来日し、現在はフィリピン国籍の長男(18)と
日本人夫との間に生まれた日本国籍の長女(8)の3人で暮らしている。
シングルマザーとなった原因は、長女の父親からの暴力。
現在はホテルでベッドメークをして働いているが、とても生活費を賄えず、
生活保護を受給している。だが、現状に甘んじまいと、
自立に向けて仕事をしながら信愛塾に通うことに決めた。
>>2へ続く
2011年12月18日
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1112180012/