【秋田】カメムシ大量発生に心配の声…豪雪の前触れ?

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2禿の月φ ★
>>1からの続きです)
 豊かな自然に恵まれた仙北市田沢湖地区の、ある温泉宿でも10月末、カメムシの侵入がピークに。
カメムシの出没は毎年のことで、この時期は従業員が1日3、4回館内を巡回し、駆除していた。
ところが、今年はこの態勢では間に合わず、1時間おきに館内を回り、床や壁にへばりついた
カメムシをほうきとちりとりで回収。客室まで手が回らないため、各部屋に駆除用の粘着テープを備えた。

 宿の従業員は「去年も多かったけど、今年はもっと出た。
お客様には申し訳なかったが、ピーク時はとても客室に捕りに行く余裕がなかった」と振り返った。
従業員は「『カメムシが大量発生すると豪雪になる』と言われているので、
『今年も大雪かもね』とみんなで言っています」と話した。

 県病害虫防除所が10〜11月、県内13か所の果樹園で約35センチ四方のムシロを置き、
越冬するクサギカメムシの数を調べたところ、1か所当たり平均9・8匹で、平年(4・2匹)の2倍以上だった。
1年前は11・2匹と平年の3倍近く、その冬、記録的豪雪に見舞われた。

 秋田地方気象台の職員は「カメムシと大雪の関連を聞いたことはあるが、調べたことはない」と話す。
同気象台は、今冬の本県の降雪量について、「平年並み」40%、平年より「多い」と「少ない」は、
いずれも30%との確率で予報している。(津田知子)(了)