横浜市消防局瀬谷消防署は24日、同署下瀬谷消防出張所の男性消防士(22)が、
路上に止めてあった他人の自転車を無断で使ったとして、占有離脱物横領の疑いで
神奈川県警の事情聴取を受けたと発表した。横浜市消防局の不祥事は今年度に入り7件目。
これまで賭けマージャンや窃盗、消防車の私的利用などが発覚している。
同局企画課は「短期間のうちに、過去に例がないほどの件数」としており、
22日の市議会で鈴木洋消防局長が「職員一人一人がどのように受け止めているのか、
意見を交換する」などと再発防止策の説明をしたばかりだった。
瀬谷消防署によると、消防士は20日午前0時10分ごろ、横浜市旭区の
相鉄線鶴ケ峰駅から徒歩で帰宅中、スーパー前歩道に止めてあった
無施錠の自転車を無断で使用。無灯火で走行中、旭署員に職務質問され、
盗難自転車と判明し、事情聴取を受けたという。
瀬谷消防署は20日に警察からの連絡で把握。同署の事情聴取に
「家まで徒歩で40分くらいあるので早く帰りたかった。疲れていて魔が差した」と話したという。
消防士は休日だった19日夜、横浜駅周辺で知人と買い物や食事をした帰りだった。
2011.11.24 20:58
http://sankei.jp.msn.com/region/news/111124/kng11112420590002-n1.htm