【文化】“日本漫画の源流”と言われる鳥獣戯画や絵巻などを集めた展覧会、ニューヨークで開催

このエントリーをはてなブックマークに追加
 日本の漫画やアニメーションが世界的な人気となるなか、ニューヨークのメトロポリタン
美術館で、日本の漫画の源流と言われる鳥獣戯画や絵巻などを集めた展覧会が始まりました。

 これは、日本文化の高い表現力を知ってもらおうと、メトロポリタン美術館が企画したもので、
絵巻や屏風、能装束など、平安時代から江戸時代までの作品、およそ90点が展示されています。
このうち、12世紀に描かれ、現存する日本最古の漫画とも言われる「鳥獣戯画」は、アメリカで
保存され、日本では未公開の貴重な作品で、飛び跳ねる鹿や、えぼしをかぶったサルなどが、
躍動感あふれる筆使いで表情豊かに描かれています。

 このほか、物語が絵とせりふによって描かれた漫画のような絵巻や、ネズミが人のように
描かれた絵巻なども展示されています。また会場には、タブレット型端末の画面で、絵巻を左右に
動かしたり拡大したりして見ることができるコーナーも設けられています。

 訪れた人たちは、「絵巻を見ているとまるで映画のようでした」とか、「人物の表情の変化に
合わせて言葉が付いているのは漫画と同じですね」などと話していました。この展覧会は、
来年5月までニューヨークのメトロポリタン美術館で開かれています。

ソース:http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111120/t10014079172000.html
※リンク先にニュース動画あり