在日本大韓民国民団(民団)の創団65周年記念式典が18日、都内のホテルで開かれ、民主党の
鳩山由紀夫元首相や公明党の山口那津男代表、社民党の福島瑞穂党首らが相次いで永住外国人への
地方参政権(選挙権)付与法案の早期成立を訴え、支持を求めた。
鳩山氏は「永住外国人、特に韓国の皆さま方が『地方参政権を早く認めるように』というのは
当たり前の願いだ」と指摘した。その上で「時間がかかっていて申し訳ないが、政治の立場から応えて
いかなければならない。民主党も最大の努力を約束する」と述べた。
さらに、同席していた樽床伸二幹事長代行の顔を見ながら「できる限り来年の通常国会でがんばり
ましょう」と呼びかけた。
その後にあいさつした樽床氏は「鳩山氏の思いをしっかり支えながら、国政運営にあたっていく」
と述べた。
山口氏は「民主党を挙げて合意を固め、国会へ(法案を)提出していただくならば、喜んで成立に
力を貸す」と宣言し、福島氏も「民主、公明、社民各党が協力すれば国会で法案は通る。必ず成立
させる」と意欲を示した。
式典には、民主党の江田五月元参院議長や赤松広隆元農水相、公明党から草川昭三、魚住裕一郎
両参院議員らも出席した。自民党国会議員のあいさつはなかった。鳩山氏は在任中、参政権付与法案の
提出に意欲を示していたが、党内の慎重派の反発もあり、断念した。
▽産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111118/stt11111819300008-n1.htm