池田市は、滞納市税の徴収業務に「パート弁護士」を来年度から導入する。大阪弁護士会の協力を得て、
10月17日には大阪市で採用試験に向けた説明会を開催した。専門知識を現場で活用したい市と、
法曹人口の急増で就職難とされる弁護士業界の思惑が合致した形だ。
池田市では、10年度決算で14億円の市税滞納がある。市民税や固定資産税の滞納が多いという。
対応策について、顧問弁護士と日常的に相談できる態勢ではなかったという。
来年4月に採用する弁護士は、督促や差し押さえといった業務に一般の職員とともに従事。
就労時間は「週4日、1日7時間45分勤務」から「週1日、2時間勤務」まで幅広く認め、掛け持ちで他の
弁護士業務をできるようにした。時給換算では2171円で、年収は最大323万円となる。任期は3年。
最大3人を採用するという。
同市人事課は「専門的なアドバイスをもらえ、迅速に対処できるようになる。若手弁護士を中心に
スキルアップを図ってもらう場にもなれば」と期待している。【熊谷豪】
池田市:滞納市税徴収業務、パート弁護士採用−−来年度から /大阪 - 毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20111102ddlk27010440000c.html