★「神経戦をやっている」財務相、再介入を示唆
安住財務相は1日の閣議後記者会見で、政府・日本銀行が31日に実施した円売り・ドル買いの
市場介入に関連し、「(投機筋と)神経戦をやっている。注意深く動向を見ながら適時適切に
判断したい」と述べ、円相場の動向次第で再介入に踏み切る構えを示唆した。
今回の介入については「世界同時的に投機的な(円買いの)動きがあった」と説明した。10月の
主要20か国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は、共同声明で、急激な為替相場の変動が
経済に与える悪影響を指摘しており、安住氏の発言は、今回の介入が共同声明の趣旨に沿った
措置だったことを強調したものだ。
安住氏は3日から仏カンヌで開かれるG20首脳会議(サミット)に出席し、政府・日本銀行の立場を
説明する。サミットでは「(介入は)危機感と国益に従った行動」であることを説明する意向だ。
▽ソース:読売新聞 2011年11月1日18時33分
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20111101-OYT1T00984.htm