<中国証券報>不動産業のA株(人民元建ての中国本土上場株)上場企業が大幅な減益に見舞われている。
2011年第3四半期(7ー9月)の財務報告によれば、各社とも軒並み売上が落ち込んでおり、
純利益は4割も減少している。26日付中国証券報が伝えた。
A株上場企業47社の第3四半期の総売上は、前期比12.5%減の364.76億元、
親会社に帰属する株主の純利益は同38.5%減の37.45億元だった。
純利益が前期を下回ったのは、全体の62%にあたる29社で、業界大手の万科、招商地産、
金地集団らもそれぞれ業績が悪化した。
売れ残り物件も急増しており、第3四半期末時点における47社の合計在庫額は前期比8.6%増の5306.23億元に達した。
営業収入を元にした試算によれば、在庫消化周期は3.6年以上で、
過去2年の飛ぶように売れた好況がついに終わりを告げた模様だ。(編集担当:浅野和孝)
サーチナ 【経済ニュース】 2011/10/27(木) 11:09
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1027&f=business_1027_101.shtml