【自民党】 分散発注やフォワード取引など為替介入の「覆面性」向上、多様化を 円高・産業空洞化対策をまとめた 

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1うしうしタイフーンφ ★

★自民:分散発注など為替介入の「覆面性」向上、多様化を−円高対策(1

10月6日(ブルームバーグ):自民党の政務調査会はこのほど、一連の円高・産業空洞化対策をまとめた。
急激な円高阻止のため政府に対して「大胆な為替介入を含め断固たる措置」の敢行を求めた。
介入の「覆面性と有効性」を高める追加的手段として、海外市場への分散発注やフォワード取引(為替予約)への拡大など、
アナウンスメント効果を狙う大規模介入から小規模かつ断続的なさみだれ式介入まで多様化を図るよう提言した。

  提言は日銀に対して、デフレ脱却を急ぐために下限がゼロを超える物価目標(例えば1.5%プラスマイナス1.0%)の設定、
資産買い入れ等資金の10兆円増額、指数連動型上場投資信託(ETF)、
不動産投資信託(REIT)などリスク資産の購入での柔軟対応―などを求めた。

  また、日本の経済基盤の強化のため政府の「円高対応緊急ファシリティー」における
外国為替資金特別会計からの融資枠(最大1000億ドル、約8兆円)を倍増することを求めた。
日本企業の海外投資を促進する同ファシリティーをめぐっては、
民主党政策調査会もこのほど、枠を約2兆円追加する提案を行っている。

  6日夕、安住淳財務相に提言内容を説明に訪れた自民党の佐藤ゆかり参院議員は同省内で
「大局で円高や空洞化対策をやっていただくとともに、これまでの為替介入や金融緩和などの
既存の枠組みでもできるだけ政策の効果を高める運用手法の工夫の余地はまだある」との認識を示した。

Bloomberg http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920010&sid=aL9ZlndirciI