民主党の小沢一郎元代表は6日深夜、腰の痛みを訴え、東京・世田谷区の自宅から救急車で
文京区の日本医科大付属病院に搬送された。意識はあり、命に別条はないというが、そのまま
入院した。小沢氏は7日午前、民主党の輿石東幹事長に電話し、「尿管結石」と説明した。
また、小沢氏の主治医が7日昼に記者会見し、病状について説明する予定だ。
小沢氏は、輿石氏に「腰が痛いので病院へ行ったら、尿管結石だった。お騒がせしちゃったね」と
笑って語った。一方、小沢氏の秘書は7日未明、同病院で記者団に対し「いろいろと原因を検査
している。主治医の報告を待たないと、出られる状態かどうかもちょっと(わからない)」と答えていた。
小沢氏は6日、東京地裁での初公判終了後、国会内で記者会見に臨み、夜は都内の中華料理店で
側近議員らと会合した。会合中、腰をさすりながら「痛いんだよな」と訴える機会が幾度もあったという。
午後9時ごろに帰宅後、腰の痛みが激しくなり、午後11時すぎに救急車を電話で自宅に呼び、
かかりつけの医師がいる病院へ同11時半ごろに向かった。
小沢氏が緊急入院から一夜明けた7日午前、政府・与党関係者は情報の確認に追われた。
民主党幹部の一人は「政界への影響はあるだろうが、小沢氏は党員資格停止なので、民主党は
放っておくべきだ」と、平静に努めるべきとの考えを示した。
小沢氏に近い現職閣僚の一人は「情報は聞いていないが、メディアなどにいじめられてかわいそうで、
気の毒だ」と語った。
ソース
産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111007/stt11100711070001-n1.htm