【東京】トラバサミで猫死ぬ 使用許可無し 杉並区

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1依頼629@初恋φ ★
動物を捕獲するわなで、鳥獣保護法で狩猟での使用が禁止されている「トラバサミ」に
右後ろ足を挟まれた猫が今月、東京都杉並区の住宅地で見つかり、死んだ。付近には
小学生の遊び場や通学路などがあり、住民から不安の声が上がっている。

この猫が見つかったのは今月十日。同区下高井戸の玉川上水第三公園で、トラバサミに
挟まれた姿が相次いで目撃され、十一日深夜に公園近くのアパートの階段下で保護された。
衰弱しており、近くの都動物愛護推進員の柴田由美さん(47)が病院に連れて行こうとしたが、
十二日に死んだ。柴田さんは「骨が砕けていて痛々しかった。子どもが誤って触っていたらと
思うとゾッとします」と話す。

トラバサミは、中央部を踏むと、留め金が外れて金属の輪が閉じて足をはさむ仕掛け。
有害鳥獣駆除目的の使用は知事らの許可を得る必要があり、都環境局によると、
本年度二十三区で認めた例はないという。

区内でトラバサミの使用確認は初めて。住民らは高井戸署などに通報、区教育委員会は
近隣の小中学校六校に注意するよう通知した。住民によると、近隣では毒物によるとみられる
タヌキの死も八月末から二件あったという。

●ソース:東京新聞 2011年9月22日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011092202000029.html?ref=rank