【東京】市長の発言が危機招く…小金井のごみ、行き場なし 処理委託先の周辺自治体と摩擦

このエントリーをはてなブックマークに追加
1依頼415@初恋φ ★
自前のごみ焼却場を持たず、周辺自治体に可燃ごみの処理を頼っている東京都小金井市が、
今年度分をまかなう量の引受先がいまだ決まらず、危機的な状況に陥っている。

背景には、今年春に初当選した佐藤和雄市長が、「ムダ使い」「ごみ処理4年間で20億円」などと
選挙戦で主張し、周辺自治体に委託費を払い始めた2007年度以降の可燃ごみ処理費増を
批判したことなどに端を発した周辺市との摩擦がある。佐藤市長はおわびに奔走しているが、
最悪の場合は「収集ストップ」もあり得るとして、市は10月上旬、緊急のタウンミーティングを
開いて市民に現状を報告する。

◆収集できない事態も

「現状は厳しい状態にある」。15日に開かれた小金井市議会ごみ処理施設建設等調査特別委員会で、
佐藤市長は苦渋の表情を浮かべた。

同市の可燃ごみ処理は、市内の二枚橋焼却場が老朽化により廃止されたため、2007年4月以降は
周辺自治体と1年ごとに契約を結び、焼却してもらう綱渡り状態が続いている。10年度は市内で
排出される可燃ごみ1万3387トンのうち、多摩川衛生組合(稲城、狛江、府中、国立市)に7481トン、
昭島市に1953トン、八王子市に1506トン、日野市に2447トンを頼んだ。

今年度に排出が見込まれる約1万3500トンのうち、8000トンは多摩川衛生組合に受け入れて
もらえたが、5500トン分のごみの行方が決まらぬまま。8月までの搬入実績は5367トンで、
10月末〜11月上旬には8000トンの枠を使い切ってしまう見通しだ。市内には一時保管場所がなく、
「ごみの処理先がないと、収集できない事態になる」と三上順本・ごみ処理施設担当部長は
15日の委員会で説明した。

>>2以降に続く)

●ソース:2011年9月21日12時56分 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110921-OYT1T00352.htm