児玉龍彦氏(東京大学アイソトープ総合センター長、医師)怒りの熱弁
2011年7月28日衆議院厚生労働委員会
http://www.youtube.com/watch?v=O9sTLQSZfwo ▼チェルノブイリで尿から6ベクレル/リットルがでている子供はかなりの率で上皮内の癌ができている、
そして私がそれでこの量に愕然といたしましたのは、福島の母親の母乳から2から13ベクレル、7名で検出
されているということがすでに報告されていることであります。
▼イタイイタイ病の一例であげますと、カドミウム汚染地域、だいたい3000ヘクタールなのですが、そのうち
1500ヘクタールまで現在、除染の国費が8000億円投入されています。もしこの1000倍ということになれば一体どれだけの国費の投入が必要になるのか。
▼緊急に子どもの被曝を減少させるために、新しい法律を制定してください。私の現在福島でやっている
緊急徐染行為はすべて法律違反です。現在の障害防止法では、核施設で扱える放射線量、核種などは決められています。
東大の27のそのいろいろなセンターを動員して南相馬の支援を行っていますが、多くの施設はセシウム使用権限など得ておりません。
▼国策として土壌汚染を除染する技術を、民間の力を結集して下さい。これは例えば東レとかクリタだとかさまざまな化学メーカー。
こういうものを結集して、ただちに現地に除染研究センターを作って、実際に何十兆円という国費をかかるのを、
今のままだと利権がらみの公共事業になりかねない危惧を私はすごくもっております。