福島第一原発敷地内で「ごく微量のプルトニウムを検出した」と東京電力が
発表した3月28日以来、「プルトニウム放出」の疑惑をメディアはほとんど
報じてこなかった。だが、ここにきて驚くべき情報が飛び込んできた。
半減期2万4065年と言われるプルトニウムが、現在計画的避難区域に指定されている
福島県の飯舘村に大量に見つかったというのだ。
今回、“3・11”以降、政府・東電の統合記者会見などでプロのジャーナリスト
顔負けの鋭い質問を繰り出し、「芸人廃業」覚悟で取材・執筆活動をこなす夫婦漫才
コンビ・おしどり(♀マコリーヌ&♂ケン)が渾身ルポで迫る――。
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「飯舘村のことで至急連絡を取りたい」
ツイッターを通じてそんなリプライが舞い込んできたのは、8月初めのことだった。
すぐにこちらからもコンタクトを取り、その日のうちに詳細を送ってもらった。
それを読んだ瞬間、「やはり……」と思いながらもあまりの衝撃で身体が凍りついた。
メールはこう始まっていた。「放射線測定を専門とする大学研究者に直接聞いたのですが、
プルトニウムが核変する前のネプツニウムという核種が、少なくとも飯舘村や伊達市まで
大量に飛んでいたそうです。今のγ線メインの測定方法ではどんなに頑張ってもセシウムしか
検出できないため、本来の危険性が見逃されてしまう。α線核種を無視した今のやり方を
続けていたら、飯舘村はまた“見殺し”にされかねない……」
なぜ、私たちのところにこのようなメールがきたか。それは私たちが飯舘村の青年たちと
ほぼ毎日連絡を取り合うほどの仲で、彼らの行っている「負げねど飯舘!!」の活動を通じて、
連携して動いていたからだろう。
>>2以降に続く
ソース:
http://www.excite.co.jp/News/column_g/20110912/Spa_20110912_00056272.html