【アメリカ】ハリケーン「アイリーン」、オバマ大統領が「歴史的規模」の災害警告…北東部の沿岸各州知事は非常事態宣言を発令

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 【ワシントン時事】オバマ米大統領は26日、北東部に接近中のハリケーン
「アイリーン」に関し、「歴史的な規模」になる恐れがあると警告、最悪の事態を
想定した備えを国民に呼び掛けた。大統領はマサチューセッツ州マーサズ・
ビンヤード島での休暇を早めに切り上げ、同日深夜にワシントンに戻る。

 国立ハリケーン・センター(NHC)によると、アイリーンは同日午後8時
(日本時間27日午前9時)現在、ノースカロライナ州ハッテラス島沖南南西
約380キロの海上に位置し、勢力は5段階で下から2番目のカテゴリー2。
27日朝に同州に上陸後、28日にかけてワシントン首都圏やニュージャージー、
ニューヨーク各州の海岸線沿いを北上するとみられている。

 北東部の沿岸各州知事は非常事態宣言を発令。ニューヨーク市のブルームバーグ市長は、
海岸線に近い地域の住民27万人に避難命令を出した。同市長によると、強制的な
避難命令の発令は史上初めて。また、地下鉄とバスの運行は27日正午に全面停止される。

(2011/08/27-10:02)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int&k=2011082700098