■検討委“お墨付き”
日本原子力研究開発機構は24日、敦賀市内で外部有識者による検討委員会の第4回会合を開き、高速増殖炉「もんじゅ」(敦賀市)で
6月末に実施した炉内中継装置の引き抜き作業や分解点検結果などを報告した。野口茂雄・敦賀本部長代理が冒頭で
「来週にも復旧作業に着手したい」と述べ、会合後、委員会は、復旧作業の着手について了承した。
原子力機構は、中継装置内を通る燃料交換用の台座を回す軸の接合部分のピン1本(直径12ミリ、長さ8センチ)が断裂していたことをあげ、
「断面は押しつぶされた状態で破片が生じた痕跡は認められなかった」と説明した。
また原子炉容器の底にある中継装置の筒型台座「下部ガイド」について「装置の傷などを比較して、
装置落下時に接触して損傷があったとは考えられない」と報告した。このほか、
装置の部品すべてが回収できたことや上ぶたの一部の再利用などの解説を行った。
福井大付属国際原子力工学研究所長の竹田敏一所長は「引き抜き作業では要望内容を着実に反映できている。
今後の復旧作業も時間をかけて確実に実施してほしい」と話し、委員会は作業の着手に“お墨付き”を与えた。
2011.8.25 02:08
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110825/fki11082502080002-n1.htm 【社会】高速増殖炉「もんじゅ」の復旧作業、来週にも着手
http://raicho.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1314110427/l50