在日本大韓民国民団中央本部が15日に開いた光復節66周年中央記念式典で
日本共産党の緒方靖夫副委員長があいさつしました。全文は次のとおりです。
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第66周年の光復節にあたり、日本共産党からお祝いと連帯のあいさつを申し上げます。
3月の東日本大震災では在日の方々も多数被災されました。そのなかで、民団、韓国の
政府と民間団体、個人のみなさまは、国籍、民族をこえて果敢に救援活動に取り組まれま
した。この尊い支援に心から感謝いたします。こうした絆を通じて、今年の記念式は特別の
意義をもっており、日韓両国間と国民の関係が深まり、日韓関係の未来にとって大切な資産
となるものと確信しています。
8月15日は、日本軍国主義からの植民地解放の記念日です。西大門刑務所跡を訪れる
たびに、韓国、朝鮮独立と尊厳のためにたたかった人士に深い敬意を表し、頭を垂れます。
日本共産党は、89年前の党創立以来、植民地解放と侵略戦争反対に命がけでたたかい、
私たちの先輩たちは、獄中で命を失うなど過酷な弾圧を受けました。私たちも、戦前の先輩が
同じ植民地支配反対のためにたたかい、世界の平和と正義を貫いたことを誇りとしています。
私たちは、日韓両国、両国民間で、日本国民と民団との間で、友好的な関係がより豊かに
発展するように、野党ではありますが、努力してまいります。そのさい、両国間のどんな懸案
を解決するうえでも、日本による過去の植民地支配の誤りを反省し、それを踏まえて、冷静に
道理をもって話し合うことが重要であると考えます。
>>2に続く
ソース しんぶん赤旗 2011年8月16日
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-08-16/2011081604_04_1.html (写真)民団の光復節記念式典であいさつする緒方靖夫副委員長=15日、都内
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-08-16/2011081604_04_1.jpg