【竹島問題】 政府が国際司法裁判所付託による解決目指し、韓国に提起検討

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1 ◆PENGUINqqM @お元気で!φ ★

 韓国が不法占拠している竹島の領有権問題について、政府が国際司法裁判所(ICJ)付託による
解決を目指し、韓国政府への正式な提起を検討していることが9日、分かった。政府筋が明らかにした。
ICJ付託の提起で竹島領有の正当性を国際社会に訴える狙いだが、韓国が付託に同意する可能性は
低く、この対抗措置に反発するのは必至だ。

 ICJ付託提起の検討が急浮上したのは、韓国の竹島実効支配への強硬姿勢に歯止めがかからない
ためだ。日本は昭和29年と37年に韓国側にICJへの付託を提起したことがあり、今回実現すれば
49年ぶりとなる。

 竹島へは今春以降だけでも韓国の閣僚5人が訪問するなど、実効支配をエスカレートさせている。
韓国政府は竹島近くの鬱陵(ウルルン)島視察を計画した自民党議員3人の入国も不許可とした。
日本政府はそのたびに抗議し、松本剛明外相は1日にも韓国の申●(=王へんに玉)秀(シン・ガクス)
駐日大使に12日の竹島での韓国国会「独島領土守護対策特別委員会」開催中止を申し入れたが、
反発を受けただけだった。

 韓国がICJ付託を受け入れる見込みはほぼないが、外務省幹部は「正式に交渉テーブルに上げ、
韓国の対応に日本がいかに怒っているかを示すことになる」としている。

 政府がICJ付託の提起を長年行わなかったのは、紛争化が日韓関係には得策ではないとの
自民党政権時代からの判断があったためとされる。韓国は竹島問題を1910(明治43)年の
韓国併合の過程で略奪された「歴史問題」と主張し、「領土問題はない」との立場をとる。韓国側が
最も嫌がるのがICJ付託で、政府内には「韓国の反発を招くだけで逆効果だ」と懸念もある。
(>>2-に続く)

▽産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110810/plc11081001370003-n1.htm
2 ◆PENGUINqqM @お元気で!φ ★:2011/08/10(水) 06:37:09.46 ID:???0
(>>1の続き)

 一方、国際法へ訴える「正攻法」を封印してきたことには「日本の主張について『発言も許さない』
との政治風土を韓国に定着させてしまった」(外務省幹部)との「反省」もあり、今回の検討に至った。

 松本外相は9日の参院外交防衛委員会でICJ付託を問われ、「平和的な解決のためのあらゆる
手立てを取らなければならないと考えている」と述べた。


■国際司法裁判所

 国連の司法機関として1946年に設立。領土問題などさまざまな国家間の紛争を平和的に解決
するため、国際法などに基づき判決や命令を出す。裁判開始には当事者国双方の付託合意が必要で、
判決には強制力がある。本部はオランダ・ハーグで、所長は日本の小和田恒・元外務事務次官。
最近では7月、タイとカンボジアの国境未画定地域から両国軍の撤退を命じた。

−おわり−