【戦争】日本軍に過酷な尋問と拷問を受けた米人捕虜の本がベストセラー
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ニューソックスφ ★:
日本軍の捕虜となり、虐待に耐え抜き帰還した「アメリカン・ヒーロー」
Unbroken:A World War II Story of Survival, Resilience, and Redemption不屈さ:生存と忍耐力そして贖罪に至る第二次大戦のある物語
By Laura Hillenbrand Radom House
■元オリンピック選手が生き抜いた戦争の不条理
発売以来、米主要各紙のベストセラーのトップの座を30週以上も占める史上でも珍しいロングランの売れ行きを見せている、今米知識人にとっては最もホットな本である。
主人公は、ニューヨーク生まれだが、カリフォル二ア育ちのルイス・ザンペリニ(現在も健在で94歳)というイタリア系アメリカ人二世。第二次大戦では両親の祖国は「敵国」だった。
イタリア系ということで幼年期はいじめに遭った。わんぱく小僧転じて中学時代はまさに不良少年だった。
走るのだけは群を抜いていた。高校の頃から陸上選手として頭角を現し、名門南カリフォルニア大学陸上部に引っこ抜かれた。
期待通り、1936年ベルリンで開かれたオリンピックには中距離走のアメリカ代表として出場した。
メダルにこそ届かなかったが、走りっぷりのよさが観戦していたヒトラーの目にとまり、握手をしたというエピソードの持ち主だ。
今も健在で、カリフォル二ア州で悠々自適な生活を送っている。94歳だ。
その後、第二次大戦勃発と同時にザンペリニは米空軍に入隊。日本本土爆撃のミッションに向かう途中、戦闘機がエンジントラブルで墜落。
マーシャル群島沖を漂流すること47日間。グェゼリン島に漂着するが、そこで日本軍に捕まり、日本に連行された。
日本に着くや、撃墜された米爆撃機パイロットだけを収容、尋問する横須賀海軍警備隊植木分遣隊(通称大船収容所)に入れられ、終戦まで過酷な尋問と拷問を受ける。
罪のない市民を無差別に殺戮したことに対する恨み、憎しみもあっただろうが、それよりもなによりも、同収容所の最大の目的は敵パイロットから米軍の機密情報を聞き出すことにあった。
いってみれば、米軍にとってのキューバ・グアンタナモ収容所と同じだった。それだけに尋問は厳しかった。
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名無しさん@12周年:2011/08/06(土) 16:56:47.54 ID:4DJJ1y2+0
はいはいゴボウゴボウ
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◆joUSgeZRAeJL :2011/08/06(土) 16:56:54.13 ID:FGkfThU60
著者は、アメリカ競馬史上に名を残した名馬シービスケットについて書いた「Seabiscit: An American Legend」
(映画化され、アカデミー賞最優秀作品賞はじめ7部門を独占)が爆発的な人気を博し、一躍有名になった女流作家、ローラ・ヘレンブランド。
短い文章で畳み掛けるスタイル。徹底した取材で得た事実を華麗な文章で描き出す才能は高い評価を得ている。
ザンペリニは、帰国後、自分を目の仇にしていじめ抜いた「人を痛めつけることで性的快感を覚えるサディスト、ワタナベ・ムツヒロ伍長」
に対する復讐心に燃える。尋問や拷問の後遺症から精神状態がおかしくなり、真夜中に悪夢に悩まされる日々が続く。
そうした中、著名な伝道師、ビリー・グラハム師の集会に出て、キリスト教に入信。自殺した「ワタナベ」とは再会できなかったものの、
母親に「今は彼に対する復讐心はない。安らかに眠ってくれ」とのメッセージを送るところでストーリーは終わっている。
(以下略)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110806-00000541-san-int