【民主党】子ども手当「廃止ではなく、新しい子ども手当になる」と民主執行部 党内からは「ごまかしにすぎない」「二枚舌だ」

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1おばさんと呼ばれた日φ ★
民主、自民、公明3党が2012年度からの子ども手当廃止で合意したことについて、民主党執行部は5日、
党内に「廃止ではなく、新しい子ども手当になる」と説明した。政権交代の原動力となった看板政策の撤回を
認めれば、党内が持たないとの事情があるためだ。

しかし、小沢一郎元代表や鳩山由紀夫前首相に近い議員らからは「ごまかしにすぎない」「二枚舌だ」との批判が出ている。

民主党の玄葉光一郎政調会長は5日、子ども手当に関する党の合同会議に出席し、「(「廃止」とした)報道に誤解がある。
児童手当法を活用しながら、新しい子ども手当をつくり上げる。基本的な考え方は変わっていない」と強調。岡田克也幹事長も
4日の記者会見では「掲げた理念は全く揺らいでいない」と強調した。 

子ども手当について、3党は4日、来年3月までは現行制度を存続させるものの、12年度からは自公政権時代の
児童手当を復活・拡充する制度に移行させることで合意した。これに関し、玄葉氏は5日の民主党合同会議で、
新制度が子ども手当と同様に中学生にも支給し、児童手当よりも支給額が増えることを指摘し、
「かつての児童手当に戻るわけではない」と強調した。今後、子ども手当の名称も残すよう努力する考えを示し、
合意に理解を求めた。

一方、5日の参院議員総会では「名称が変わるのは理念の変更だ」「マニフェストに掲げた子ども手当を取り下げ、
民主党は何をやっているんだと言われている」との批判が噴出した。民主党が所得制限を受け入れたことで、
「すべての子どもを社会全体で育てる」との当初の理念から遠ざかったのは事実。「子ども手当廃止」の合意は
自公両党の共通認識だ。今後、自民党が求める年少扶養控除の復活や名称変更でも、民主党執行部が譲歩すれば、
党内の反発がさらに強まるのは必至だ。

ソース
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011080500809