小沢一郎・民主党元代表の資金管理団体「陸山会」による土地取引事件の捜査を主導した大鶴基成・
最高検公判部長(56)が1日付で辞職した。
東京地検特捜部長や同地検次席検事などの要職を歩んだ幹部が、定年(63歳)まで7年近くを残して去るのは異例だ。
大鶴氏は特捜部副部長として日本歯科医師連盟事件の捜査を指揮。2005年4月の特捜部長就任後は、
旧ライブドアの粉飾決算事件や村上ファンドによるインサイダー取引事件を手がけた。
特捜部による昨年初めの陸山会事件の捜査は、最高検検事として指導。小沢氏本人の立件を目指したが、
元秘書3人の起訴にとどまった。その後、東京地検次席検事、最高検公判部長に異動したが、昨年から
辞職の意向を漏らしていたとされる。
辞職の真相は不明だが、検察内部には「現場に近い立場で小沢氏立件に向けて積極的に捜査を進めたが、
検察上層部と対立があり、不満を募らせていたのではないか」との見方がある。
ソース
asahi.com
http://www.asahi.com/national/update/0801/TKY201108010600.html