【事件】大阪幼児放置死:1年「何でこうなったのか」被告の父苦悩

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 大阪市西区のマンションで幼児2人が放置され、衰弱死した事件から30日で1年を迎えたのを機に、
殺人罪で起訴されている母親の元風俗店従業員、下村早苗被告(24)の親族が毎日新聞の取材に胸の内を明かした。
父親(50)らは「つらい気持ちに変わりはない。何でこうなったのか」などと苦悩している。

 下村被告は長女の羽木(はぎ)桜子ちゃん(当時3歳)と長男楓(かえで)ちゃん(同1歳)を
自宅のワンルームマンションに数週間放置し、餓死させたとして起訴された。
裁判員裁判の対象で、現在は公判前整理手続きが進められている。

 三重県内に住む下村被告の父親は「今でも自分を責める。早苗が離婚した後、
孫2人を預かっておけばとか。やりきれない」と唇をかんだ。

 大阪拘置所に勾留中の下村被告とはこれまでに3回面会したが、涙を流したり、
うつむいたりしたままのことが多く、会話はあまりない。父親は
「2人の遺影に毎日祈っている。こんな事件は二度と起きてほしくない」と語った。

 2人の遺骨は下村被告の元夫側が引き取っている。

 親族の一人は「2人が亡くなったことは今もつらい。そっとしておいてほしい」と言葉少なだった。【近藤希実】

毎日新聞 2011年7月31日 9時15分(最終更新 7月31日 9時53分)
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110731k0000e040002000c.html