夕張で真夏の怪現象?重油8千リットル消えた 漏出の痕跡なし
【夕張】夕張市平和の平和し尿処理場の地下タンクから重油8千リットル以上がなくなっていることが21日、分かった。
消失した重油は大型タンクローリー約1台分に当たり、同市はタンクやボイラーの送油管から漏れ出していないか調べているが、
痕跡はなく、市は「どこへ消えたのか」と困惑している。
市によると、消失が判明したのは今月1日。市の点検では6月29日は8600リットル、
30日は8400リットルの重油がタンクにあったが、今月1日の点検では200リットルしかなかった。
市はタンクからの漏出に備え、近くを流れる志幌加別川にオイルフェンスを設置したが、現在まで流出はない。
また、処理場周辺を掘削したり、タンクや配管に穴が開いていないか調べるため、
気密検査を繰り返し実施したりしているが、今のところ原因は分かっていない。
市は窃盗事件の可能性も想定し、警察に通報した。
ただ、施設には当直職員が24時間いて定期的に周辺を巡回しており、
消失量も大量なことから市は「盗難は考えにくいのではないか」と話している。
<北海道新聞7月22日朝刊掲載> (07/22 10:21、07/22 12:23 更新)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/306994.html 大量の重油がなくなり、タンクから漏れ出していないか調べるため、夕張市が行った掘削調査
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/image/1295_1.jpg