四川省広安市隣水県観音橋鎮の火箭村で14日午後10時ごろ、村を流れる沙子河で爆発・炎上が発生した。爆発は何度も繰り返し発生した。
3人が負傷して、うち1人は重傷という。ブドウ農園や養鶏場も被害を受けた。原因は不明だが、現地消防は沙子河沿いにある工場の溶剤タンクや
タンクに接続するパイプなど施設の調査に着手した。天府早報が報じた。
沙子河は幅1メートルほどの小さな川だ。近隣住人によると、午後6時ごろに川から強い刺激臭が漂っていた。犬が意識を失って倒れたため、
住人が警察に通報した記録もある。爆発発生の約25分前だった。
爆発と同時に、川面から高さ5メートルほどの炎が噴き上がり、近くにいた人は一斉に川と反対方向に逃げた。爆発は何度も連続して発生し、
川沿いの家の多くが燃えだした。
李文興さんの家では、爆発音ともに、川に窓している窓のガラスが割れ、炎が部屋の中に噴き出した。
李さんは屋外に逃げたがズボンなどに火がついており、隣人らが消し止めた。
李さんは「中から取り出すものがある」と言い、妻らがとめたにも関わらず、再び部屋に駆け込んだ。
しばらくして「火だるま」のようになって、部屋の中から飛び出してきた。李さんは大やけどを負った上、持ち出した現金2万元あまりも、
燃えてしまったという。李さん一家は全財産をほとんど失ったため、当面の治療費は親類が支払うことになった。
サーチナ 7月17日(日)12時8分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110717-00000003-scn-cn (続)