宮城 わらから放射性セシウム
宮城県が県内の3か所で肉牛用の稲わらを調べたところ、最大で国の目安の2.7倍に当たる放射性セシウムが検出されました。
宮城県は県内全域の畜産農家に対し、原発事故以降に収穫した稲わらを与えた肉牛の出荷を自粛することなどを要請しました。
福島県で肉牛に与えていた餌の稲わらから、国の目安を大幅に超える放射性セシウムが検出されたことを受けて、
宮城県は登米市と栗原市の合わせて3か所で保管されている稲わらを13日に採取し、放射性物質を測定しました。
その結果、登米市の稲わらから1キログラム当たり3647ベクレルの放射性セシウムが検出されたことが分かりました。
これは、水を含んだ状態に換算すると国の目安のおよそ2.7倍に当たります。
このほか▽栗原市の稲わらから2449ベクレル、▽登米市の別の稲わらからも1632ベクレルの放射性セシウムが検出され、
いずれも国の目安を超えていました。これを受けて宮城県では、県内全域の肉牛農家に対して、
原発事故が起きた3月11日以降に収穫した稲わらを与えた肉牛の出荷を自粛するよう要請するとともに、
稲わらの使用状況の調査を進めることにしています。
NHK 7月15日 12時34分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110715/k10014229491000.html