岐阜県岐阜土木事務所に勤める50歳代の男性職員が無免許で公用車を運転し、物損事故を
起こしていたことが14日、県などへの取材でわかった。
職員は約30年間、無免許運転を続けてきた可能性があり、岐阜羽島署は道路交通法違反
(無免許、事故不申告)の疑いで捜査している。
県や県警によると、職員は5月29日午前8時50分頃、笠松町の県道で、公用のワゴン車を無免許で運転し、
電柱に接触する物損事故を起こした。職員は事故後、同署に事故を届け出ずに、笠松町で行われた
水防訓練に上司とともに出席した。
同事務所を管轄する県建設政策課が今月6日、職員から提出された事故報告書に警察発行の事故証明書が
添付されていないことを不審に思い、同署に問い合わせたところ、事故不申告と無免許運転が発覚した。
職員は約30年前に入庁。県には1978年11月に免許取得を報告したが、実際には免許は持っていなかった。
県では公用車を運転する際には、課長や所長が免許の有無を確認する決まりだが、同事務所では職員からの
自己申告のみで、免許証の実物や写しを確認していなかった。
事故を受け、県では7日から、全職員が公用車を運転する際に免許証のコピーを提出させる対応を取った。
県では、県警の捜査を待ち、職員を懲戒処分にする方針。
ソース
読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110714-OYT1T01110.htm?from=main4