■脱原発依存、言い訳連発=新人議員と会食−首相
「東京、神奈川から3000万人が移住するような事態も想定して決断しないといけない。
だから『脱原発(依存)』なんだ」。菅直人首相は14日夜、都内の日本料理店で民主党の
石井一選対委員長と当選1回の衆院議員約20人と会食。「脱原発依存」をめぐる政府・与党内の
調整不足などへの批判を意識してか、福島第1原発事故の行方によっては、首都圏から避難させる
ことも一時考慮したことなど、言い訳のような発言を繰り返した。
首相は、脱原発依存を打ち出した理由について「原発事故はすごいことだと印象を受けた。
工学部出身で原発問題について相当基礎知識も持っていたし、自身で研究を重ねた」と強調。
出席者から、全原発へのストレステスト(耐性評価)の実施は思い付きではと指摘されると、
「3月11日から考えていたことを整理して、思いを国民に伝えようと思った」などと語った。
▽時事ドットコム
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011071401032