★暴君菅に「やってられない」…海江田辞意の全真相
菅直人首相(64)が、官邸居座りの「脱原発」カードを温存するためか、原発問題
をもてあそんでいる。地元自治体と合意寸前だった九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)
の再稼働にストップをかけるように、突然、安全検査「ストレステスト」を打ち出した
のだ。堪忍袋の緒が切れた海江田万里経産相(62)は辞任を示唆。何もできない細野
豪志原発事故担当相(39)。批判の高まりを受け、菅首相は8日、「私の指示の遅
れ、不十分さがあった。おわびする」と語ったが、口先だけで撤回する気はない。政治
ジャーナリストの鈴木哲夫氏が「原発トロイカ崩壊」の全内幕に迫った。
原発問題をめぐって、菅首相と海江田氏の発言は常に食い違いを見せていたが、つい
に海江田氏は7日の参議院予算委員会で辞任を示唆する発言をするに至った。その背景
には、長きにわたる確執があった。
6月30日、佐賀県から帰京した海江田氏は、その足で首相官邸に向かった。玄海原
発の再開について、佐賀県の古川康知事と膝詰め交渉を終え、その内容をいち早く菅首
相に報告するためだ。
海江田氏は、再開に比較的理解を示している現地の状況を報告した。
「向こうも地元の住民を納得させる最後の決め手がほしいんです。知事は私ではなく
『総理に来てもらって説明してほしい』と言ってます。ですから、ぜひ…」
ところが、これを遮るように菅首相は信じられない暴言を吐いた。
「うまくやってくれと言っただろう! 俺は知らない」
海江田氏はついにキレた。それまで、たまりにたまっていた菅首相への不満が一気に
爆発した。
「そうですか。では、勝手にやります」
その後、経産省にもどった海江田氏は「もう俺は辞めたい。我慢ならない。やってら
れない。(菅首相は)ひどい!」と経産省幹部や政務3役らに怒りをブチまけた。
(続く)
■ソース(夕刊フジ)
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20110708/plt1107081622003-n1.htm