★「神の手」外科医の名誉毀損 毎日新聞に賠償命じる 東京地裁判決
事実と異なる記事で名誉を傷付けられたとして、「神の手」としてテレビ番組などで
取り上げられている脳神経外科医、福島孝徳氏(68)が毎日新聞社などに2千万円の
損害賠償と謝罪広告の掲載を求めた訴訟の判決が29日、東京地裁であった。松並重雄
裁判長は「社会的評価を低下させた」として、名誉毀損(きそん)を認定。毎日新聞社
側に60万円の支払いを命じる判決を言い渡した。
毎日新聞は平成21年9月8日付け夕刊などで、福島氏の18〜20年の所得5億数
千万円について申告漏れがあり、東京国税局が1億数千万円の支払い義務があると判断
した、とする記事を掲載。しかし、実際には所得税についての追徴課税は行われなかっ
た。
松並裁判長は、国税当局の判断についての記述は「真実と信じた相当な理由が認めら
れない」などとして、違法性を認定。一方、所得が申告されていなかったことなど「主
要な事実関係は真実と認められる」として、謝罪広告掲載の訴えは退けた。
■ソース(産経新聞)6.30 01:13
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110630/trl11063001150000-n1.htm