「民主党内でまとまらない話を野党に持ってくるのはもうやめてほしい」。自民党幹部は6月21日、
菅直人首相の退陣時期と今国会の会期延長が絡んだ与野党調整の迷走ぶりに
憤まんやるかたない表情を見せました。「首相は消費税問題で民主党側に使った禁じ手を、
自身の退陣問題で逆に党側に仕掛けられた」というのがこの幹部の見立てです。
「禁じ手」とは次のようなことです。昨年6月に民主党代表選で勝利した直後、首相は唐突に
「消費税率の10%への引き上げ」に言及しました。自民党案の10%を参考にした、いわば「抱きつき戦術」。
参院選での大敗後は主張をかなり後退させましたが、社会保障と税の一体改革の成案決定では
「2015年度までに段階的に消費税率を10%まで引き上げる」と明記した案を承認するよう民主党側に迫りました。
本来は政府・与党内でまず調整すべき重要テーマについて、自民党との連携も視野に結論ありきで走り出した印象はぬぐえません。
(すこし略)
今回のクイックVoteの投票結果では、菅政権に対して野党がとるべき姿勢について
「早期退陣へ対決」との意見が全体の69.3%を占め、「政策面での協調」を大きく上回りました。
菅内閣の支持率は17.7%でした。前回の19.7%からさらに低下しました。
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http://www.nikkei.com/news/topic/article/g= 96958A9C93819499E0E3E2E1E48DE0E3E2E4E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;q
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