福島第1原発事故の対応で、テレビに連日登場している海江田万里経産相も、代表選出馬に
色気を持っている。昨年9月の代表選で、小沢一郎元代表のグループによる支援を受けて
出馬を決意。最終的には、小沢氏が出馬したため、支持にまわった。
「本来は冷や飯を食いそうだが、菅首相が小沢グループの反乱を押さえるために、
海江田を経済財政相で抱え込んだ」(官邸記者)
今年1月の内閣改造では、選挙区のライバルである与謝野馨氏が経済財政相に抜擢される
「不条理人事」に遭い、経産相に押し出された。2カ月後、大震災と原発事故が発生した。
「それまで、それほど人気はなかったが、原発事故で、全国的に認知度がアップした。
人間、何が幸いするかは分からない」(霞が関関係者)
海江田氏は経済評論家出身。カネの面ではクリーンそうだが、不思議な献金や集金がある。
「海江田万里を支える会」では、繰越金を除けば年間3800万円前後を集める。約半分が政治資金パーティーだった。
「昨年9月の大臣就任に伴い、パーティーは自粛していたが、昨年暮れ、数回にわけて
セミナー形式の会合を開いた。海江田氏の話を聞きながらカレーを食べて、1万円。
1回3、400人集まったので、経費を差し引けば200万円程度は残る計算だ。
セミナーにかこつけたミニパーティーと批判されても仕方ない」(自民党関係者)
また、海江田氏が代表を務める民主党東京都第1区総支部が、過去に
公正取引委員会(経産省所轄)から警告や勧告を受けた企業から献金を受けていたと報じられた。
総額は分かっているだけで440万円にのぼる。
女性問題では10年ほど前、一部週刊誌で「お泊まり不倫セミナー」を指摘されたことも。
「発覚したのは海江田氏が政調会長時代。元経済評論家だけに、
『夜通しで経済論を語り合っていた』と苦しい弁明をしていた。『それじゃ、性調会長だ』と笑われていた」(全国紙記者)
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20110622/plt1106221124001-n1.htm