【原発問題】IAEA閣僚級会合で海江田経産相 “日本は原発推進” を表明

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海江田経済産業大臣は20日、オーストリアのウィーンで開幕したIAEA=国際原子力機関の閣僚級会合で演説し、
この中で、東京電力福島第一原子力発電所の事故を徹底的に検証したうえで、安全確保を大前提に、原子力政策を
引き続き進めていく考えを表明しました。

IAEA=国際原子力機関の閣僚級会合で、日本時間の午後5時半すぎから演説した海江田経済産業大臣は、冒頭、
福島第一原発の事故に対する世界の支援に改めて感謝の意を表したうえで「今回の事故から徹底的に教訓をくみ取り、
原子力に関係する人々が共有することが大変重要だ」と述べました。そして海江田大臣は、事故の教訓として、
▽大規模な自然災害や、すべての電源の喪失などの深刻な事故への備えのほか、▽国際的に情報を共有する体制の強化、
それに、▽原子力安全の責任の所在の明確化などを挙げました。

そのうえで海江田大臣は「わが国は、事故の徹底的な検証を踏まえ、原子力発電の最高水準の安全性を確保するために
抜本的な対策を講じ、安全確保を大前提として、今後の原子力政策の進め方を検討していく」と述べ、安全の確保を
大前提に、引き続き原子力政策を進めていく考えを表明しました。IAEAの天野事務局長は、閣僚会議のあと、
NHKの取材に答え、「海江田経済産業大臣の演説には中身があってよかった。各国はいろいろな角度から発言して
いるので、学ぶところが多い。これから専門家会合が始まり、会議はいよいよ本格化する。きょうの終わりには
閣僚宣言を採択したい」と話しました。


▼NHKニュース [6月20日21時46分]
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110620/t10013652791000.html