>>49>>154 造反組復党は、自民内でずっと日教組批判や自虐的な歴史教育の
見直しなどで動いていた「教科書議連」のメンバーが、郵政選挙のあおりで離散し
議連自体が活動停止に追いやられたのを再開させる目的があったんだ。
復党で再開できた自民の教科書議連は、河野談話の見直し
(米下院の慰安婦決議で横槍されたが・・)や、南京大虐殺説を否定・再検証する
動きを見せていた。またNHKの反日偏向問題(日本軍の台湾統治特集)に対して、
NHKに抗議し正式に質問状を送ったりもしている。
復党組で議連メンバーの古屋は、憲法改正で活動する超党派議連を立ち上げたり、
自民内の親中派議連の「アジア研究会」に対抗するため、故・中川昭一と『価値観外交議連』を作ったり、
衛藤晟一らは、ウィグル問題で活動していて中国共産党から嫌われている
カーディル議長を招きわざわざ自民党本部で会談したりしている。
(中国はこれがきっかけで、海自艦隊が香港に寄港するのを急遽中止させた)
自民党内のこういった動きは、もしあの時に安倍が造反組を復党させてなかったら、
全く起きていないわけで、今頃自民党はもっと左派的な政党になって、
党の存在意義すら問われかねない状況になっていた可能性もある。
「野田聖子を復党させた安倍が悪い」とよく批判されるが、
その復党劇にもそれなりの意義があって行われていた。
(ちなみに野田は、麻生政権の時に唯一、閣僚として靖国神社に参拝している)
あの復党でまずかったのは、自民内で言いだしっぺだった青木と
復党反対派だった中川秀直が対立して受け入れ態勢が整わなかったのと、
「郵政民営化を支持する宣誓書」をめぐって、平沼が最後まで抵抗してゴタついて
スムーズに復党出来なかった事でマスコミや野党に批判されるスキを与えてしまい、支持率低下を招いてしまった・・。
ただ安倍政権時のマスコミは、この復党批判がなくても「格差問題」や「消えた年金問題」、
「失言問題」や「事務所費問題」などで、とにかく支持率を下げようと
執拗に批判しまくっていた訳で、いずれにせよ安倍は選挙で負けたとは思う。