・久々に、'麻生節'が、北京で炸裂した。
先週、麻生太郎元首相が、なぜか菅直人首相の「文化担当特使」として、6月8日からこちらで
始まった「ジャパン・フィルム&テレビ・ウィーク」に合わせて北京を訪れた。
「ポケモンはキュッキュッとしか言わねーが、世界中で通じてるじゃねーか。文化交流ってのは、
言葉じゃねーんだ。日本の素晴らしいコンテンツは、世界で通用するんだよ! 」
「韓国は文化開放に踏み切ってから、日韓関係は劇的に改善された。あんたんとこ(中国)も、
早くそうすべきだ! 」
まさに麻生特使の行くところ、拍手喝采が鳴り止まない。皮肉なことに、民主党政権下になって、
これほど北京で人気を博した日本の政治家はいない。
思えば、麻生政権時代、日本で『週刊現代』の政治記者をしていた私は、毎週のように、
麻生首相の批判記事を書いていた。「麻生総理、この漢字読めますか? 」「ゴルゴ13を見て
外交するなかれ」…。いまでも当時のタイトルが頭に浮かぶが、先週、2年ぶりにご本人を
間近で見て、懺悔したい気分に駆られた。菅外交に較べたら、麻生外交には何と華があったことか!
民主党外交に較べたら、自民党外交は何と老獪だったことか!
私たちはなぜ、「一度任せてみて下さい」などという甘言に騙されて、民主党に政権を託して
しまったのだろう? この2年間、北京から見ていて、民主党外交の杜撰さ、幼稚さには、
一日本人として怒りを通り越して、涙が出るほどだ。
中国はすでに昨年、GDPで日本を追い抜いた。今後、日中間の「経済格差」は、ますます
広がっていくだろう。
中国からすれば、もはや日本など、目に入らなくなってしまった。それは、一つには、G8の
時代からG20の時代へ、もしくはG2(米中)の時代へと変遷したからであるが、もう一つは
「お笑い民主党外交」を、相手にしなくなってきているのだ。
(抜粋。本文はかなりの長文です)
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110613-00000001-gendaibiz-pol ※前:
http://raicho.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1307988537/