【節電】 都庁、サマータイム開始 女性職員(36)は「ちょっと眠い。出勤時間がバラバラなので打ち合わせの調整も工夫しないと」 

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★都庁、サマータイム開始…電力削減25%目指す

 原発事故の影響で電力不足が懸念される夏を乗り切ろうと、東京都は6日から、都庁版サマータイムをスタートさせた。
節電対策は官民挙げて進むが、過去にサマータイムを導入した地域からは「導入地域が限られ、節電効果はなかった」
「体調が悪くなる」といった課題も聞こえる。都は9月までの4か月間で、本庁舎だけで昨夏比25%の電力削減を目指すが、
うまく達成できるか――。

 午前7時。東京・新宿区の都庁第1本庁舎の3か所の出入り口が通常より1時間早く開門すると、都職員が姿を見せ始めた。

 総務局市町村課の男性(30)は朝5時に起き、6時半に地下鉄に乗ったという。「いつもは座れない電車で座れた」。
退庁時間が午後4時15分に早まるが、「残業をしたら節電にならないので、早く仕事を終えたい」と足早に職場に向かった。

 反応は様々だ。スポーツ振興局総務課の男性(33)は「朝は涼しいし人が少なく、仕事に集中できる」と話すが、
別の課の女性職員(36)からは「ちょっと眠い。出勤時間がバラバラなので打ち合わせの調整も工夫しないと」との声も出ていた。

 本庁舎に出勤する全職員約9500人の出勤時間はもともと、午前8時半と9時、9時半の三つのグループに分かれていたが、
今回、それぞれ30分〜1時間前倒しにし、8時までに全体の55%が出勤することを目指す。
明るいうちは照明をなるべく落とす方針だ。

 ただ、朝早く出勤しても、残業をすれば電力使用量は変わらない。
都では「これを契機に、夕方以降の残業を減らす意識改革を進めたい」(人事部)と意気込む。
夏からは残業時間には冷房も止める計画だ。

讀賣新聞 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110606-OYT1T00706.htm