【社会】「(原発に)ノーと言う決意を」 九条の会で大江健三郎さん

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憲法9条を守ろうと2004年に結成された「九条の会」が4日、
東京都内で講演会を開き、作家の大江健三郎さんが福島第1原発事故について
「ごく普通の環境の中で子どもが放射能に殺されようとしている。
(原発に)はっきりとノーと言う、平和をつくり出す決意を確かめよう」と呼び掛けた。
 大江さんは、国内で原子力利用の法整備が進んだのは、
米国の水爆実験で多くの日本船員らが被ばくした第五福竜丸事件(1954年)の翌年だったと指摘。
「(原発を)造らせないという方向の法律を作ることもできたはずだったが、逆の道を進んだ。
その行き着くところが今回の原発事故だ」と述べた。

 また、哲学者の鶴見俊輔さんは「後退を許さない文明」のあり方に疑問を呈し、
「大国になったつもりで文明の進歩をひたすら信じ続けてきた日本国民は、
日米戦争に敗北してもなお目をそらしてきた根本の問題に直面している」と強調した。
(共同)
ソース 東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011060401000694.html
講演する作家の大江健三郎さん=4日午後、東京都千代田区の日比谷公会堂
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/images/2011060401000717.jpg