【菅・辞任否定】参院予算委員会、菅直人首相に野党議員から「うそつき！」、与党議員からも「ちゃんと説明して」と声上がる混乱ぶり

★ペテン師、詐欺だ…菅首相「来年１月まで続投」にＮＯ

　菅直人首相が東日本大震災復興などにめどがついた段階での辞任意向を表明しなが
ら、早期退陣を事実上否定したことに対し、民主党内で３日、反発が広がった。今月中
の退陣を念頭に置く鳩山由紀夫前首相は「ペテン師」と批判し、党両院議員総会の開催
を要求。野党も問責決議案提出に言及するなど辞任圧力が強まり、月内退陣に向けての
動きが加速しそうだ。

　鳩山氏は午前、都内で記者団に「内閣不信任決議案が出る直前には“辞める”と言
い、否決されたら“辞めない”と言う。ペテン師まがいのことをしてはいけない」と首
相に対し憤った。
　鳩山氏と首相は２日に会談して「確認事項」の覚書を交わし、首相は民主党代議士会
で福島第１原発事故の収束などにめどがついた段階での退陣意向を表明、不信任案採決
での大量造反を回避した。だが同日夜の会見で、来年１月を想定する原発の冷温停止実
現まで続投する考えを示した。
　鳩山氏は月内退陣が念頭にあり、首相とは「辞める時期で確認を交わしたのは厳然と
した事実だ」と強調。鳩山グループのメンバーと国会内で協議し、両院議員総会の早期
開催を執行部に求める方針で一致した。閣内からも松本龍防災担当相が６月末までに辞
任すべきとの認識を示し、松本剛明外相も「常識的には６〜８月」と述べた。
（続く）
■ソース（スポーツニッポン）
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/06/04/kiji/K20110604000954170.html