【菅首相】お遍路再開の54番札所はその名も「延命寺」

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1帰社倶楽部φ ★
退陣の意向を口にした菅直人首相。ゆかりある関係者らに聞いた。

「総理をやめたら、ぜひお遍路を再開してほしい」と話すのは、遍路の活性化に取り組むNPO法人
「遍路とおもてなしのネットワーク」(高松市)事務局長の松岡敬文さん。
平成16年の年金未加入問題で民主党代表を退いた後に、四国八十八カ所霊場をめぐる遍路に出た菅氏。
これまでに53番札所の円明寺(愛媛県松山市)まで歩いており、88カ所踏破に意欲を持っている。
2日の民主党代議士会でも、辞職後の遍路続行を口にした。
次の行き先である54番札所は、その名も『延命寺』(同県今治市)。松岡さんは「頑張って歩いていたら、
政権が長生きした気もするが…」と話した。

菅首相が得意なのが「食のパフォーマンス」。4月15日には原発事故による風評被害の改善を訴える
農家と官邸で会談し、福島産キュウリを丸かじりした。5月21日にも、中・韓首脳と福島産野菜をほおばった。
4月に官邸でキュウリを提供した、JA新ふくしま代表理事組合長の吾妻雄二さんは「苦しくなったら
辞めればいい政治家は楽だ。われわれは農家を辞めるわけにはいかない」と憤る。「風評被害防止を
菅さんと約束したが、それは政府代表に約束したものと思っている」と、早くも“次期首相”に期待を寄せた。

首相は、故市川房枝参院議員の選挙を手伝ったことから政界入りを志したことでも知られる。
「震災後の誰がやっても難しい局面だが、辞意は残念」と話すのは、「市川房枝記念会女性と政治センター」
理事の山口みつ子さん。
菅首相は昨年9月、記念会展示室を訪れ、記名帳に「私の原点は、市川先生の選挙を応援した36年前にある」
と記していた。だが山口さんは「生前市川が菅さんについて語ったことは聞いたことがない」とピシャリ。
「今回の辞意を市川が聞いたら『まず復興の成果を上げるべきだ』と話すでしょう」と続けた。

[産経新聞]2011.6.3 01:31
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110603/stt11060301400000-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110603/stt11060301400000-n2.htm
四国八十八カ所の二十四番札所・最御崎寺に到着した菅直人氏=高知県室戸市
http://sankei.jp.msn.com/images/news/110603/stt11060301400000-p1.jpg