【政治】 菅直人首相、原発対応など「責任を放棄できない」 自民党・中川秀直氏の退陣要求拒否

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★首相:自民の退陣要求拒否、原発対応など「責任を放棄できない」(1)

  5月31日(ブルームバーグ):菅直人首相は31日午前の衆院東日本大震災復興特別委員会で、
自民党議員が退陣を要求したのに対して「今やらなければならない責任を放棄してしまうことはできない」と反論し、これを拒否した。

  首相は今後の政権運営について「まずは原子力の事故の収束を実現して、
そして『危機の中の危機』を次の段階まできちんとつないでいくことが自分の役目だと考えている。
私としてはその義務を果たしていく覚悟だ」と明言した。中川秀直氏(自民)への答弁。

  中川氏は菅政権の原発事故対応を批判した上で、「次のリーダーに潔く辞任をして引き継ぐべきだ。
なお権力への未練を断ち切れないというならば内閣不信任案によって辞職や解職することが国会の使命だ」と述べた。

  自民、公明両党は今週中にも内閣不信任決議案を提出する構えで、他の野党のうち共産、みんなの党、
たちあがれ日本がこれに賛成する方針。民主党内にも小沢一郎元代表に近い議員らの中からこれに
同調する可能性のある議員も出ており、政局は緊迫化している。31日も閣僚らから政治状況に関する発言が相次いだ。

  福山哲郎官房副長官は同日午前の閣議後会見で、野党側が不信任案提出に向けて調整を始めていることについて
「被災地の皆さんの気持ちを考えれば、全くそのような状況を議論できる時期ではない。
国際社会も原発の安定と日本の復活を期待しているその時期にそのような議論をしている場合ではない」と批判。
民主党内については「一致結束してしっかりと対応してもらえると信じている」と語った。

  昨年9月の代表選で小沢氏を支持した海江田万里経済産業相は閣議後会見で、
民主党内での不信任案同調の動きについてコメントを求められ、
「まったく分からない。事実を知らない」と述べるにとどめた。 (以下略)

Bloomberg http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920019&sid=aPQfBOiPLkj4