【原発】海水注入の中断指示 「私が止めたことは全くない!」 菅首相は否定 では誰が? 瞬間判断で議事録なし

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5ゴッドファッカーφ ★
>>3のつづき)

当初、官邸側は班目氏が「再臨界の危険性がある」と助言したと説明していたが、班目氏の抗議により、
「可能性はゼロではない」と修正した。それでも福山氏は会見で「(班目氏の発言を)大変重く受け止めた」
と述べ、重要視していたとの認識を示した。

官邸が修正を図るのはほかにもある。首相が本部長を務める原子力災害対策本部の発表資料では、12日
午後6時に「真水処理をあきらめ、海水を使え」とする「首相指示」が出たとなっている。しかし、
細野豪志首相補佐官は、首相の注入指示について「午後7時55分」であり、午後6時の「指示」は
「海江田氏が海水注入の準備を進めるよう指示した、というのが正確だ」としている。

政府発表が混乱する一因として当時の官邸内での発言録が残っていないことがある。福山氏は「瞬間、
瞬間の判断をしていた状況で議事録をとるような場面ではなかった」と弁明した。

政府は24日にも事故原因調査委員会の発足を発表するが「重要なことがコロコロと訂正される」
(谷垣氏)なかで、政府の説明への不信感が強まっている。

(おわり)