首相「私は原子力の専門家ではありません」
「私は原子力の専門家ではありませんので、すべてを知っているわけではありません」
菅直人首相は23日の衆院東日本大震災復興特別委員会でこう釈明した。
「僕はものすごく原子力に詳しいんだ」と専門家を自任していた過去の発言を自ら否定した格好だ。
首相の発言は、東京電力福島第1原発1号機への海水注入が一時中断した問題で、
自民党の谷垣禎一総裁から「(当時)再臨界などいろいろな危険性があったとの認識でいいのか」とただされた際の答弁。
日ごろは「周囲の意見を聞かない」(官邸筋)といわれる首相は続けて
「東電や原子力安全委員会などから震災以来、助言をいただいている」とも言いだし、野党席から失笑が漏れた。
産経新聞 2011.5.23 11:43
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110523/plc11052311470005-n1.htm