格付け会社ムーディーズ・ジャパンは19日、記者説明会を開き、金融機関が東京電力向けの
融資の債権放棄をした場合、現在「Baa3」となっている東電の長期格付けを7段階以上
引き下げる可能性があることを明らかにした。
今後、債権放棄が行われる可能性については、「メーンシナリオではない」としながらも、
仮に行われた場合はデフォルト(債務不履行)と見なし、「Caa」格に引き下げる考えを示した。
Caa1でも21段階で下から5番目の格付けで、「安全性が低く、信用リスクが極めて高い」
投資不適格と見なされる。その場合、東電に融資している金融機関の格付けも、大幅な引き下げを
検討するという。
▼YOMIURI ONLINE(読売新聞) [2011年5月19日21時20分]
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20110519-OYT1T00897.htm?from=main1