【原発問題】生茶葉の出荷制限、500ベクレル超で決着 荒茶は検討続く [5/19 10:28]

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1道民φ ★

生茶葉の出荷制限、500ベクレル超で決着

  東京電力福島第一原子力発電所の事故で、生茶葉から暫定規制値を超える
  放射性セシウムが検出された問題で、政府は18日、出荷制限の基準について、
  生茶葉から1キロ・グラムあたり500ベクレルを超えるセシウムが検出された場合とする方針を固めた。

  厚生労働省が茶葉(規制値500ベクレル)での規制、
  農林水産省が茶飲料(同200ベクレル)での規制を主張し、調整が続いていた。

  生茶葉ではこれまでに神奈川県の6市町村、茨城県の2町で、
  規制値500ベクレルを超えるセシウムが検出されているが、
  政府が出荷を制限していないため、生産者が出荷を自粛していた。

  同セシウムは茶飲料にすると生茶葉の段階から9分の1〜6分の1に薄まるとされ、
  農水省は「お茶は飲むもので、茶葉の段階で規制するのは非合理」と主張。
  厚労省は「飲むときに薄まるといっても、規制値を超えた茶葉が流通することに
  消費者の理解が得られない」としていた。ただ、厚労省は生茶葉を乾燥させた「荒茶」についても
  500ベクレルを上回れば制限すべきだと主張。
  荒茶の場合、生茶葉と比べて約5倍の放射性物質が検出されるため、
  生産者側から反発の声が上がっており、荒茶については検討が続いている。

(2011年5月19日10時28分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110519-OYT1T00225.htm