【政治】ヒラリーもうんざり…松本のお粗末な“外交オンチ”ぶり
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再チャレンジホテルφ ★:
東日本大震災や原発事故で、日本が苦境にあるなか、ロシアや中国などの周辺諸国は挑発を繰り返し、
軍備増強を進めている。こうした際、断固抗議して国益を守る立場にいるのが松本剛明外相だ。
明治維新の立役者の1人、元勲・伊藤博文の玄孫として期待されていたのだが…。
「日本の原則的立場と相いれず、わが国国民の感情を傷つけるもので遺憾だ」
松本氏は16日朝、外務省にロシアのベールイ駐日大使を呼び、イワノフ副首相らが前日、
日本固有の領土・北方領土を訪問したことについて抗議した。
日本政府は事前に懸念を伝えていたが、ロシアは無視した。
これには前段がある。震災直後、ロシアは救援隊や救援物資を送ってくれた一方、
北方領土・国後、択捉両島の駐留部隊増強計画を進め、
戦闘機を日本領空に接近させる挑発行為を行った。
当然、強い抗議が不可欠だが、松本氏は「各国からお見舞いの言葉や
支援の申し出をいただいているので…」といい抗議をしなかったのだ。
国際政治学者の藤井厳喜氏は「敵の術中にはまったコメント。
外交オンチというしかない」といい、こう続けた。
>>2へ続く
>>1の続き
「人道支援といえども、各国とも冷徹な外交戦略のもとで行っている。
例えば、ロシアは『極東で日本が凋落し、中国が台頭するのは困る』とか
『これ以上、日本に親米派が増えないように』などだ。
外相としては、主権侵害や挑発には抗議すべきだった」
松本氏は、前任の前原誠司氏が外国人献金問題で失脚したため、3月に副大臣から昇格した。
外務省関係者は「ペーパーを上げると、そのまま読んでくれるが、
政治家らしく臨機応変に文章を脚色することもしない。GW中の訪米でも、
ヒラリー国務長官との共同会見で延々とペーパーを読み、米国側にうんざりされていた。
対外的な発信力が弱いうえ、民主党内での影響力もない」と半ばあきらめ気味。
発信力を補うメディア戦略も乏しく、「記者嫌い」で知られている。
外相就任後、大臣室がある外務省4階のエレベーターを降りると、
「許可なく立ち入りを禁じる」という看板が立てられた。
記者らが近づくのを防ぐ、赤いテープまで張られているという。
前出の藤井氏は「維新を成し遂げた高祖父の伊藤博文と
比べたらかわいそうだが、お粗末…残念な話だ」と語っている。
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20110518/plt1105181632003-n1.htm