日本航空は18日、2011年3月期の連結営業利益が1884億円で、過去最高の黒字額だったと発表した。
不採算路線からの撤退や人員削減などのリストラ策が奏功し、更生計画で見込んだ黒字額641億円の約2・9
倍に達した。
売上高にあたる営業収益は1兆3622億円で、計画(1兆3250億円)をやや上回った。
営業利益は更生計画を1243億円上回った。このうちリストラ効果によるものは1000億円強で、円高効果が
約140億円、燃料費下落の影響が約40億円だった。
ただ、震災後の旅客数は減っている。4月は国際線が約20%減、国内線は約15%減となり、5月も17日
時点で同水準の落ち込みをみせている。このため、12年3月期は減収が確実な状況だ。
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20110518-OYT1T01019.htm