福島県の計画的避難区域内の家畜牛について、全国24都道府県が受け入れの意向を示していることが9日、
農林水産省の調べで分かった。区域内には約9300頭の牛がいるが、受け入れ可能数は計1万頭程度に上る。
福島県は、繁殖用の牛はなるべく別の場所に移動させる方針だが、移動先の希望は近隣に集中するとみられ、
調整は難航も予想される。肉牛は家畜市場への出荷を促進、乳牛は基本的に食肉処理する方向だ。
農水省によると、飯舘村、葛尾村などの計画的避難区域に、東日本大震災前には約9300頭の牛がいた。
内訳は繁殖用牛が約1900頭、肉牛が約6300頭、乳牛が約1100頭。
区域内の畜産農家が移動先の確保を要望していた。
▼毎日jp(毎日新聞) [2011年5月10日 0時59分 更新:5月10日 0時59分]
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