文部科学省は7日、福島第1原発周辺の土壌に含まれる放射性物質の調査で、
原発の北西24キロの福島県浪江町で6日に採取した土1キログラム当たり、
セシウム134とセシウム137を合計で78万ベクレル検出したと発表した。
原発の半径20キロ圏外の土壌調査では最高値となった。
半減期約2年のセシウム134を35万ベクレル、半減期約30年の
セシウム137を43万ベクレル検出。同地点で3月30日に採取した土壌と比較すると、
半減期約8日のヨウ素131の検出値は10分の1以下で、文科省は
「減少していくヨウ素より、セシウムが放射線の主な放出源となる」としている。
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011050701000372.html