【社会】震災の影響でで国会見学者激減…土産店は「ありがとう自衛隊」まんじゅうで見学者の回復に期待

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 東京の観光スポットの一つ、国会議事堂の見学者が3月から激減している。毎年春には
東北地方からの修学旅行客が集中するなど見学者でにぎわうが、東日本大震災の影響で
キャンセルが相次いでいるためだ。

 4月には統一地方選が加わり議員後援会などの国会訪問も減少。売り上げ急落の国会内
土産物店は、従業員の勤務時間短縮などで対応しているが、最近は被災者救助で活躍した
自衛隊員のイラストが描かれた「ありがとう自衛隊」まんじゅうの販売を始め、見学者の
回復に期待している。

 国会には、衆参両院がある国会議事堂と議員会館などがある。国会見学は、国会の
仕組みや政治に興味を持ってもらう目的で、無料で実施されている。

 衆参両院の事務局によると、見学者は国会警備を担当する衛視の案内で、本会議場や
皇族の休憩室などを参観し、最後に正面玄関前で記念撮影をするのが定番コース。
昨年1年間で計約95万人、月平均約8万人が訪れた。

 しかし、大震災が発生した3月は、見学者が一人もいない日があるなど計約2万1千人に減り、
統一地方選があった4月は1万4千人にも届かなかった。関係者は東北新幹線の全線再開や
自粛ムード解消などで「5月以降は通常の状態に戻ってほしい」と話している。

ソース:http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/05/04/kiji/K20110504000755400.html