東日本大震災の巨大地震に伴う地盤沈下のため、仙台平野で海抜0メートル以下の
面積が地震前の3平方キロから16平方キロに増え、5.3倍になったことが28日、
国土交通省の調査で分かった。同省は高潮や雨で浸水しやすいとして、注意を
呼び掛けている。
国交省は、仙台市の七北田川から宮城県山元町の磯浜漁港にかけての仙台平野を調査。
仙台空港南側の岩沼市周辺や亘理町の阿武隈川南側で、地盤沈下により海抜0メートル以下
となった所が多かった。七北田川流域や仙台市若林区、仙台空港の北側でも沈下が目立った。
これらの地域では地盤が20〜50センチ程度沈下しており、海水面から
20〜30センチ程度低くなったとみられる。
(2011/04/28-20:06)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2011042800700